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2025年07月02日
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頂き物:タツマ様(そのいち)
2010年03月30日
[2009/05/18 Mon]
きゃー!きゃー!honeybeney(サイトは閉鎖されました)/タツマ様より頂きましたセバグレ学パロですっ
タツマさんの「現役だもん!」がかわいくて大好きで、しかしリクエストしたのは同じ設定内でのセバグレでした(笑)みんなわたしに感謝するといいんじゃないかな…!
きゃー!きゃー!honeybeney(サイトは閉鎖されました)/タツマ様より頂きましたセバグレ学パロですっ
タツマさんの「現役だもん!」がかわいくて大好きで、しかしリクエストしたのは同じ設定内でのセバグレでした(笑)みんなわたしに感謝するといいんじゃないかな…!
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現役ですから!
セバスチャン・ミカエリスは転校生だけど優等生。
あっという間に学校一の人気者にのぼりつめた、それはそれは凄いヒト。
一方のアタシは、学校一の問題児。
でも、恋に障害はつきものヨ?
アタシは絶対に諦めない。
例えクラスが違うくたって、そんなのは関係ないでしょ?
だって、これでも現役女子高生ですから!
ウィルにため息つかれたって、気にしない。
今日も恋につっぱしってやるんだから、ね?
■現役ですから!■
・・・そう、いきがってはみたものの。
「はぁ〜・・・。」
やっぱりクラスの壁ってでかいわね。
中々会えやしないじゃない。
彼に一目惚れしてから、もう一ヶ月も経ったっていうのに。
なんの進展もナシ。
友達にすらなれてない。
(てゆうか、ちょっと嫌われてる?)
今日も今日とてセバスちゃんと接する機会が全然無かった。
だから、こうして放課後ゲタ箱の前で待ち伏せしちゃったりしてみてるんだけど・・。
「〜っっ!!んもーっ!!
いつになったらくんのよ、セバスちゃんのバカァー!!」
かれこれ二時間は待ち続けてる。
どうして?
セバスちゃん、確か部活なんて入ってなかったわよね?
「・・・そりゃ、勝手に待ってるアタシもアタシだけどっ・・。」
ポツリと呟いたひとり言が、やけに虚しかった。
なんだかこうしていると、欝な考えばかりが浮かんでくる。
そもそも彼は、アタシの名前を覚えてくれているのだろうか?
その前に、顔だって・・・。
よく考えてみたら、アタシがいつも隙あらば一方的に話しかけてるだけだもの。
一度だって彼がなにか返してくれた事があった?
(どうしよう・・、なんだか泣けてきた・・。)
「・・もういいや、帰ろ・・。」
掠れた声で呟いて、ゲタ箱をあとにしようとした・・—その刹那の事。
「グレルさん。」
(え・・・、)
自分を呼ぶ声に、ドキリと心臓が高鳴る。
まさか、まさかまさか。
「セバスちゃんっ・・!」
振り向いた先には、予想通りに愛しい彼がいた。
待ち続けていた彼が。
「アタシの名前、覚えててくれっ、」
「こんな所でなにをしているんですか、貴方は。」
呆れた様に、蔑む様に言われたその言葉に、ズキリと胸が痛む。
声が、震える。
「あ、アタシ・・セバスちゃんをずっと待ってたの・・。
あの、今まで何して、」
「・・迷惑極まりない話ですよね。」
—・・嗚呼。
やっぱり、そういう風に思われてたんだ。
アタシって・・。
(・・こんな事なら、帰ればよかったっ・・)
「・・・そう、よね。約束もしてないのに・・勝手に、ごめんなさい。
セバスちゃんがなにしてたかなんて、アタシには関係ないものね。
ごめん・・気にしないで・・!」
必死で涙を堪えながら、今度こそゲタ箱を後にしようと思った。
恋につっぱしるだなんて、そんな事・・やっぱりムリだったのかな。
(アタシ、いつの間にこんなに弱くなっちゃったんだろう・・。)
「—今日は、料理部の人達に呼ばれて、調理室で手作りクッキーを頂いていました。」
「・・・へ・・・?」
後ろから降りかかる声に、思わず体の動きを止める。
もう一度セバスちゃんに目線を戻すと、クスリと微笑む彼。
(あ、キュンとしちゃった。)
「迷惑極まりないというのは、貴方の事ではなく、料理部の方々の事ですよ。
いらないと言っているのにあの様な大量のクッキーを食べさせられて・・
これではとても夕ご飯が食べれそうにありません。」
「え・・、」
「お待たせしてしまって申し訳ありませんでした、グレルさん。
折角ですし、一緒に帰りますか?」
「っ・・・!」
どうしよう、そんなのって反則。
嬉しすぎてまた涙が出てきそうじゃない・・!
「うんっ・・!」
やっぱり、恋につっぱしって正解!
だってアタシ、これでも現役女子高生ですから!
*
正直に言うと、いつも自分を見つめていたグレルさんがここ数日、
気になって気になって仕方が無かった。
そんなグレルさんがゲタ箱の前で自分を待ってくれていたのは、少し・・・
いや、かなり嬉しかった。
だけどこの不思議な気持ちを「恋」とは認めたくはなくて、
初めは思わず呆れた様な物言いになってしまった。
(・・嗚呼、だけども。)
「やはり、仕方ありませんねぇ・・。」
どうやら私は貴方に恋をしている様です。
それはもう、認めるしかないのでしょう。
私も、一応現役男子高生ですから。
・・ねぇ?
(それは恋につっぱしるお年頃。)
fin.
*****************************
「現役だもん!」設定の学生さん…むふむふかわええぇ〜
いいのかなあ〜と思いつつおねだりしたセバグレですが、予想の上をゆくかわゆさです…やばい。付き合い始めちゃいそーなセバグレをありがとうございました…!!!
(これでゆくとウィルさんはかくじつに片思いのままで…;それはそれで可哀想でよいなあ…;)
現役ですから!
セバスチャン・ミカエリスは転校生だけど優等生。
あっという間に学校一の人気者にのぼりつめた、それはそれは凄いヒト。
一方のアタシは、学校一の問題児。
でも、恋に障害はつきものヨ?
アタシは絶対に諦めない。
例えクラスが違うくたって、そんなのは関係ないでしょ?
だって、これでも現役女子高生ですから!
ウィルにため息つかれたって、気にしない。
今日も恋につっぱしってやるんだから、ね?
■現役ですから!■
・・・そう、いきがってはみたものの。
「はぁ〜・・・。」
やっぱりクラスの壁ってでかいわね。
中々会えやしないじゃない。
彼に一目惚れしてから、もう一ヶ月も経ったっていうのに。
なんの進展もナシ。
友達にすらなれてない。
(てゆうか、ちょっと嫌われてる?)
今日も今日とてセバスちゃんと接する機会が全然無かった。
だから、こうして放課後ゲタ箱の前で待ち伏せしちゃったりしてみてるんだけど・・。
「〜っっ!!んもーっ!!
いつになったらくんのよ、セバスちゃんのバカァー!!」
かれこれ二時間は待ち続けてる。
どうして?
セバスちゃん、確か部活なんて入ってなかったわよね?
「・・・そりゃ、勝手に待ってるアタシもアタシだけどっ・・。」
ポツリと呟いたひとり言が、やけに虚しかった。
なんだかこうしていると、欝な考えばかりが浮かんでくる。
そもそも彼は、アタシの名前を覚えてくれているのだろうか?
その前に、顔だって・・・。
よく考えてみたら、アタシがいつも隙あらば一方的に話しかけてるだけだもの。
一度だって彼がなにか返してくれた事があった?
(どうしよう・・、なんだか泣けてきた・・。)
「・・もういいや、帰ろ・・。」
掠れた声で呟いて、ゲタ箱をあとにしようとした・・—その刹那の事。
「グレルさん。」
(え・・・、)
自分を呼ぶ声に、ドキリと心臓が高鳴る。
まさか、まさかまさか。
「セバスちゃんっ・・!」
振り向いた先には、予想通りに愛しい彼がいた。
待ち続けていた彼が。
「アタシの名前、覚えててくれっ、」
「こんな所でなにをしているんですか、貴方は。」
呆れた様に、蔑む様に言われたその言葉に、ズキリと胸が痛む。
声が、震える。
「あ、アタシ・・セバスちゃんをずっと待ってたの・・。
あの、今まで何して、」
「・・迷惑極まりない話ですよね。」
—・・嗚呼。
やっぱり、そういう風に思われてたんだ。
アタシって・・。
(・・こんな事なら、帰ればよかったっ・・)
「・・・そう、よね。約束もしてないのに・・勝手に、ごめんなさい。
セバスちゃんがなにしてたかなんて、アタシには関係ないものね。
ごめん・・気にしないで・・!」
必死で涙を堪えながら、今度こそゲタ箱を後にしようと思った。
恋につっぱしるだなんて、そんな事・・やっぱりムリだったのかな。
(アタシ、いつの間にこんなに弱くなっちゃったんだろう・・。)
「—今日は、料理部の人達に呼ばれて、調理室で手作りクッキーを頂いていました。」
「・・・へ・・・?」
後ろから降りかかる声に、思わず体の動きを止める。
もう一度セバスちゃんに目線を戻すと、クスリと微笑む彼。
(あ、キュンとしちゃった。)
「迷惑極まりないというのは、貴方の事ではなく、料理部の方々の事ですよ。
いらないと言っているのにあの様な大量のクッキーを食べさせられて・・
これではとても夕ご飯が食べれそうにありません。」
「え・・、」
「お待たせしてしまって申し訳ありませんでした、グレルさん。
折角ですし、一緒に帰りますか?」
「っ・・・!」
どうしよう、そんなのって反則。
嬉しすぎてまた涙が出てきそうじゃない・・!
「うんっ・・!」
やっぱり、恋につっぱしって正解!
だってアタシ、これでも現役女子高生ですから!
*
正直に言うと、いつも自分を見つめていたグレルさんがここ数日、
気になって気になって仕方が無かった。
そんなグレルさんがゲタ箱の前で自分を待ってくれていたのは、少し・・・
いや、かなり嬉しかった。
だけどこの不思議な気持ちを「恋」とは認めたくはなくて、
初めは思わず呆れた様な物言いになってしまった。
(・・嗚呼、だけども。)
「やはり、仕方ありませんねぇ・・。」
どうやら私は貴方に恋をしている様です。
それはもう、認めるしかないのでしょう。
私も、一応現役男子高生ですから。
・・ねぇ?
(それは恋につっぱしるお年頃。)
fin.
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「現役だもん!」設定の学生さん…むふむふかわええぇ〜
いいのかなあ〜と思いつつおねだりしたセバグレですが、予想の上をゆくかわゆさです…やばい。付き合い始めちゃいそーなセバグレをありがとうございました…!!!
(これでゆくとウィルさんはかくじつに片思いのままで…;それはそれで可哀想でよいなあ…;)
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