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2024年05月19日
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頂き物:藤崎葵様

2010年03月30日
[2009/11/25 Wed]

久々の更新ですが、女子部的なセバグレの頂き物ですっ
我が心の友・藤崎葵さまから頂きました、ええ、誕生日に…!(いつだ)
これサイトに掲載してもいい?つか女子部企画にくれよ!と言っていたんですが無視され続け、先日会った折にようやく口頭で確約を得まして、掲載にこぎ着けました…
女子部企画はさすがに遠く過ぎておりますので、「頂き物」への掲載です。
いろいろありがとうですー!
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【先輩と下着とアタシ】


アタシはグレル。
高1の女子で、夢は…2コ上のセバスチャン先輩好みの女になることかしら。もちろん、日々の努力は忘れてないわ。
よく釣った魚に餌をやらない男の話があるけど、やっぱり魚(女)にも餌を貰うだけの魅力は必要よ。努力の甲斐あって正式なお付き合いを始めた今だって、アタシはずっとそう思ってる。
だから先輩好みの下着を着けて、今日も三十分前には待ち合わせ場所にスタンバイ。今日は映画を見る予定だから、その近所の喫茶店で待ち合わせ。
時間に正確な先輩だけど、万が一アタシより前に来て待たせちゃったら絶対に嫌。それに先輩を待ちながら、今日の下着のチョイスが間違っていないかチェックするのは大事な時間よ。
そう、セバスチャン先輩は下着フェチ。
人に言わせれば残念な趣味らしいけど、アタシはそうは思わない。だってそーじゃなきゃアタシと付き合ってくれたか分かんないでしょ。自棄のつもりだったけど、先輩の好みを聞いて良かったv
そうそう下着の話よね。先輩の好きなのは今は白。拘りは主にパンティーにあって、それは今日も外してないつもり。
形はノーマルだけどクロッチ部分以外は総レースの一品。すこーし透け感が少しあって繊細で、どっちかと言えばセクシーランジェリー系かしら。値が張るだけあって装着感はすごくイイ。
先輩が白が好きって言うのを聞いた時には清純なのが好きなのかなって思ったけど、今はその考えは捨ててるの。だって先輩、ちっとも清純じゃないし。
ていうか、高3の健全な男子が清純だったらどー考えても変よね。その点で言えば先輩は完全な健全派よ。
まぁちょっと…表現方法がアレだけど。
「——お待たせしましたか?」
「セバスチャン先輩っ」
時間が経つのってホント早い。時計を見れば待ち合わせのピッタリ5分前。流石先輩、今日も完璧だわ。
「全然待ってません。さぁどーぞ」
アタシが座っていた席を詰めると、先輩は当然のように隣りに座ってくれる。これが正しい恋人の位置よね。
肩に触れる位置に座った先輩を、オーダーを取りに来たウエイトレスがウットリした目で見てたけど——先輩はアタシと付き合ってるんだから。
アタシは素っ気ない口調で「アイスティー。レモンで」と言って、先輩には「で良いんですよね?」って目で聞くと、優しい視線で頷いてくれる。
あーやっぱ色男だわぁ。
アタシはウットリとその顔を眺めていたら、不意に先輩の手が自分の腰に回されていることに気がついたの。
あ、今日もそう来るのね。
先輩の行動を思うと、期待と諦めに似た感情がアタシの胸に甘い痺れを落としてイケナイ気持ちになっちゃう。
丈の短いスカートの裾から入り込んだ先輩の手が、迷うことなくパンティーに伸びるのも、当然拒める訳がないのよね。触って貰えて嬉しいのは本当なんだし。
ただし、パンティーの上からだけど。
まぁ良いわ。アタシとパンティーは一心同体。パンティーを触ればアタシにも触ってるのは間違いないし。
「ん…」
先輩が…お腹とかもっと下とかを遠慮無く触りながら、さり気なく話を振ってくるけどもちろんアタシは上の空。オーダーのアイスティーが届いたことにも気付かなかったわ。先輩ってばテクニシャン。
先輩の目的はあくまで下着なんだって、分かってるけどアタシ不感症じゃないし…っ。
「あ…ちょ…も…ダメ…」
「ふふ…私は楽しいですよ」
耳にゾクゾクするようなイジワルな声が響いてアタシは肩を竦めたわ。今はもう、息だけでも感じちゃう。
そして好きなだけアタシにセクハラ…じゃなくて、アタシの下着を堪能した先輩は手を休めて判決を下す。
この瞬間が一番堪らない。失望させたらもう二度とデートなんかしてくれない気がするから。
「色は上品なスノーホワイト…生地はレースですか。安易にストレッチレースになど逃げないところが高ポイントです。…ところで、やはり女性はレースがお好きなのですかね?」
これって合格点てこと? うん、先輩の顔は怒ってないわ。
「は…はぁ…」
アタシは溜息なんだか吐息なんだか喘ぎ声なんだかよく分からない声を上げると、先輩の肩口に頬を寄せちゃった。
それにしても何時色まで確認したのかしら? テーブルが大きいからスカートをかなりまくり上げても下着の色なんて…て。この手鏡は何? もしかしてこれで覗き見たのかしら?
先輩、それって犯罪スレスレじゃありませんか? 公然猥褻とかで引っ掛かりそうじゃ…。
「あなたが黙っていれば、誰にも分かりません」
まるでアタシの考えを読んだみたいな先輩の言葉と笑顔が降ってくる。
あぁ、やっぱりステキ…。その賢い頭脳も意地悪な性格も…大好きv
「先輩…大好き」
「ありがとうございます。私も従順で愛らしいあなたのことは大好きですよ」
きゃーvvvなんてコト言ってくれるのかしらっ。先輩ってば、アタシのこと気狂いにでもする気?
とか何とかアタシの頭はパニックで——気がついたら下半身が妙にスースーしてたわ。そして先輩の手には、まだアタシの温もりとちょっと湿った感じが恥ずかしいパンティーが…。
あーあ、やっぱり今日も取られちゃった。直ぐにトイレに行って替えを穿かなきゃ。先輩とデートの時は替えのパンティー3枚は用意してるから問題ないけど…。
「あの…あの、先輩。今日もそれ、持って帰っちゃうんですか…?」
一応控えめに、怒らせたい訳じゃないから本当に確認の意味で聞いてみたの。
「おや」
よっぽど意外だったのか、きらりん☆と先輩の目が一瞬光る。だから、怒らせたいんじゃないんですってば。
「好きな方が身に付けた下着を、持っておきたいと思うのは罪ですか?」
「えっ…とぉ…」
だったら洗濯した後でも良いじゃないとか、それ八千円もした高級レースなんですよとか、そんな台詞がグルグルと頭の中を駆けめぐるけど——。
「良いですよね?」
極上の先輩のスマイルで、そんな物が全部どっかに消えてっちゃった。
「い…イイと、思い——マス」
先輩の笑顔ひとつで許しちゃうアタシって、やっぱチョロイのかしら?
まぁとにかく、またバイトして新しい下着買っておかなくっちゃね♪
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